第38回 言語・音声理解と対話処理研究会 (SIG-SLUD)

日時:2003年7月4日(金) 午後

場所:札幌市産業振興センター (SIGdial Workshopと同会場)
   (〒003-0005 札幌市白石区東札幌5条1丁目29番地)  交通案内

参加費:無料 (研究会非登録の方の資料集代は1,500円(学生無料)です)

7/5,6にはSIGdial Workshop、 7/7〜12にはACL2003 が同一・近接会場で開催されます。
あわせて参加をご検討下さい。

プログラム:

[13:00-15:00]

(1) 韻律からの文構造推定における局所的特徴の分析
	大須賀 智子, 堀内 靖雄, 市川 熹 (千葉大)

	音声の基本周波数と時間情報のみから文の構造を推定する手法に関し
	て、局所的な韻律情報の有効性について分析を行った。

(2) 意図タグつきコーパスを用いた発話意図推定手法
	入江 友紀, 松原 茂樹, 河口 信夫, 山口 由紀子 (名古屋大), 稲垣 康善 (愛知県立大)

	名古屋大学CIAIR車内音声対話コーパスに対して設計した意図タグと
	構築した意図タグつきコーパスについて述べる。また、コーパスに基
	づく発話意図推定手法を提案する。

(3) 口語英語に現れる主語省略の意図理解
	成山 重子 (奈良先端大)

	英語でも話し言葉には主語省略がよく出現する。コ−パス分析から、
	この主語省略の出現傾向と話者の意図を考察する。

[15:20-18:00]
(4) コーパスアノテーション過程の形式化
	伝 康晴 (千葉大)

	クラス階層付き注釈グラフとトランザクション木の考え方を援用し、
	コーパスアノテーション過程を形式化する。

(5) 3人会話における参与役割の交代に関わる非言語行動の分析
	榎本 美香, 伝 康晴 (千葉大)

	3人会話において,参与役割(話し手,聞き手,傍参与者)が交代す
	る場面で共起する非言語行動を分析する.

(6) ユーザ固有の情報を獲得・再利用するロボットでの音声対話
	青山 一美, 星野 由紀子, 下村 秀樹 (ソニー)

	エンタテインメントロボットSDR-4XII上でユーザ個々の情報獲得して
	再利用する音声対話について述べる.

(7) 印象に基づく楽曲検索システムにおける対話処理
	熊本 忠彦, 太田 公子 (通信総研)

	我々は、ユーザの自由かつ自然な印象入力を可能にする自然言語イン
	タフェースを提案している。本稿では、比較語を伴った印象入力を解
	釈し、直前の検索条件を修正する手法に焦点を当てる.