『聴覚障害者のための字幕付与技術』シンポジウム 2016


 音声によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、 言葉を聞く上で障害を持つ方に、様々な場で情報保障を提供することが強く求 められています。今年度施行された障害者差別解消法でも「必要かつ合理的な 配慮」を行うことが義務づけられています。このような情報保障、特に字幕付 与に関して最新の技術を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウム を開催してきました。
 今回は、テレビや映像配信における字幕配信の話題を中 心に、様々な報告と議論を行いたいと思います。難聴者・中途失聴者・ろう者 の皆さん、要約筆記者、教育関係者、速記者、情報通信技術(ICT)研究者など、 字幕付与技術に関心のある皆さんの参加をお待ちしています。

☆日時 2016年11月12日(土) 午後1時30分〜5時30分
☆場所 京都大学 総合研究8号館 3階NSホール (京都市左京区吉田本町)
    京都市左京区吉田本町 ...アクセスマップの59番の建物
    従来と会場が違いますのでご注意下さい
☆定員 200名
     参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 情報学研究科 河原研究室
    (一社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会
    速記科学研究会、速記懇談会
☆協賛 (社福)京都聴覚言語障害者福祉協会
    (公財)京都新聞社会福祉事業団
    (特非)全国要約筆記問題研究会
    (公社)日本速記協会
    京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム
(以上予定を含む)
☆協力 (株)ワードワープ

☆プログラム
13:30 開会あいさつ       村田 淳 (京都大学 障害学生支援ルーム)
13:40 講演1「ウェブを活用した聴覚障害者のための遠隔情報保障」
                若月大輔(筑波技術大学)
14:10 講演2「カナダにおけるテレビの字幕配信事情」
                福島孝博 (追手門学院大学)
14:40 講演3「テレビCMにも字幕を!〜音のない世界と音のある世界をつなぐ〜」
                松森果林 (聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー)
15:10 (休憩)
15:30 講演4「音声認識を用いた講演の字幕付与の実施状況」
                河原達也 (京都大学)
16:00 講演5「放送に望まれる情報保障」
                兼子次生 (関西サイエンス・フォーラム)
16:30 自由討論

17:15 閉会あいさつ       山口武彦 (京都府難聴者協会)
17:30 交流会
シンポジウム2016は、おかげさまで146名の方に参加頂き、盛況に終わりました。

☆問合せは、河原達也、兼子次生 (jimaku16@sap.ist.i.kyoto-u.ac.jp) まで